糖尿病などの病気の解明に道筋?今年のノーベル生理学・医学賞受賞者の発見
2013年10月10日今年のノーベル賞の発表がスウェーデン・ストックホルムであり、生理学・医学賞はアメリカ・エール大学のジェームス・ロスマン教授、カリフォルニア大学バークレー校のランディー・シェックマン教授、スタンフォード大学のトーマス・スードフ教授の3人に贈られることが決まりました。
昨年のIPS細胞の山中教授に続き、今年も日本人の受賞が期待されていたようなのですが、残念な結果に終わったようです。
現在の医学では、細胞の中で作れたホルモンやタンパク質は、細胞内の「小胞」と呼ばれる袋に蓄えられて、その後他の細胞や体の器官、組織に運ばれるコトがわかっています。この輸送の仕組みが働かないことが糖尿病や神経疾患、免疫疾患などの病気に繋がっています。
今回の発見は、この小胞の輸送に関して働く一定の遺伝子を発見、小胞が目的に場所に運ばれる仕組みの解明、神経細胞が適切なタイミングで神経物質細胞を放出する仕組みの解明だとか。。。
こうした仕組みが分かることで、小胞の働きを改善するような治療が確立されて来ることが期待されます。
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