2016年10月27日

妊娠中のうつと妊娠糖尿病は互いにリンク

こんな記事がありました。

妊娠中のうつと妊娠糖尿病は互いにリンク / 読売新聞

妊娠糖尿病というのは、妊娠前は糖尿病では無かった人が妊娠をきっかけに糖尿病になってしまうことです。妊娠によるなんらかの体の変化で血糖値のコントロールが出来なくなってしまっていると考えられています。多くの場合、産後は普通に血糖値のコントロールが出来るようになりますが、一部の人はそのまま糖尿病が進行してしまう場合があります。

妊婦がなぜ血糖値のコントロールができにくくなるのか、色々な研究がされいますが、今回の記事はその一つの研究結果といえます。今回研究を発表したのは、米国立小児保健・人間発達研究所(NICHD)の研究グループ。医学誌「Diabetologia」に掲載されているようです。

以下研究結果の引用です。

妊娠糖尿病は、診療記録を確認。うつ状態については、妊娠初期(8~13週)と妊娠中期(16~22週)、出産6週後に、自己記入式のうつ病評価票でチェックした。うつ症状によって4つのグループ分けて検討した結果、妊娠初期にうつ症状が最も強かったグループは、最も弱かったグループに比べて妊娠糖尿病を発症するリスクが1.72倍高かった。妊娠中期でも、同様の傾向が見られた。肥満体型の人は妊娠糖尿病になりやすいといわれている。しかし、今回の研究では、うつ症状のある妊婦のうち、肥満の女性では妊娠糖尿病の発症リスクの明らかな上昇は見られなかった。一方、肥満ではない女性の場合、そのリスクは顕著だった。

妊娠糖尿病の患者が、そうでない女性に比べて、出産6週間以内にうつ病を発症リスクが高くなっているデータも出たそうです。

今回の研究結果では、うつ病と妊娠糖尿病との因果関係の証明にはならないようですが、何かがお互いに作用している傾向は感じ取れます。今後の研究に期待です。

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