2016年05月23日

糖質制限食の「凍結と復活」 激論の21世紀

読み応えのある記事がありました。

糖質制限食の「凍結と復活」 激論の21世紀 / 毎日新聞

「糖尿病治療ガイド」は日本糖尿病学会が医師やコメディカルスタッフ向けに発行している糖尿病診療のガイドブックです。1999年に初版が作成されて以来,ほぼ2年おきに改訂され、発行されています。この中に記載されている(糖尿病患者にとって)「適正なエネルギー摂取量」についての記述は、初版以降ずっと同じ内容だったのですが、「2012-2013」版から現行の「2014-2015」版(2014年5月発行)に変わる際、大きな変化があり、個人的にはびっくりしました。

それは「食事療法」という項目の中にあります。初版から「2012-2013」版までは「適正なエネルギー摂取量」を通常「男性では1400〜1800kcal」「女性では1200〜1600kcal」と記載していました。  それが「2014-2015」版では「男性では1400〜2000kcal」「女性では1200〜1800kcal」と変更されていたのです。  足掛け18年間、一貫して「男性では1400〜1800kcal」「女性では1200〜1600kcal」でした。それがいきなり男女とも上限が200kcalずつ増やされていたのです。これは大きな変化なのですが、学会からはこのことに関する説明が一切ないので、いかなる見解、心境の変化があったのかはわかりません。

「糖尿病治療におけるカロリー制限食には、長期的有効性・安全性に関してエビデンスはない」という私たちの批判に対して、200kcal増やして、矛先をかわしたのか?と言うと勘ぐりすぎでしょうか。理由はわからないものの、とりあえず、いい方向への変化だと思っています。

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